こんにちは、溝渕です。
今日は、MacにR言語の開発環境を整えてみたので、その手順を記録しておこうと思います。
作業環境
| 項目 |
内容 |
| OS |
macOS 14.4.1 (23E224) |
| チップ |
Apple M1 |
| ターミナル |
zsh(mac標準) |
| エディタ |
VSCode |
Rのインストール
まずは定番のHomebrewを使ってRをインストールしました。
https://formulae.brew.sh/formula/r
インストール後、実行ファイルの位置とバージョンを確認しておきます。
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which R
# → /opt/homebrew/bin/R
R --version
# → R version R version 4.4.3 ...
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また、RのLanguage serverもインストールします。
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R
> install.packages("languageserver")
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VSCode拡張機能のインストール
以下の拡張機能をインストールしました。
https://marketplace.visualstudio.com/items/?itemName=REditorSupport.r
拡張機能の設定
cmd+,で設定を開き、r.rterm.macと検索し、テキストボックスに実行ファイルのpath(/opt/homebrew/bin/R)を入力しました。
r.rpath.macにも同様の設定を行いました。

2025-04-21 追記:保存時に自動フォーマットする
cmd + shift + Pからsettings.jsonを開き、以下を設定しました。
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"[r]": {
// インデント幅を2にする
"editor.tabSize": 2,
// R ファイルを保存したときに整形を走らせる
"editor.formatOnSave": true,
// R 拡張をデフォルトのフォーマッタに指定
"editor.defaultFormatter": "REditorSupport.r"
},
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いろいろ試してみる
cmd+Enterを入力すると、現在カーソルを当てている行が実行されていく仕組みらしいです。
一括で実行したい場合は、Rscript your_script.R

おまけ
以下に今回作成したRのスクリプトを掲載しておきます。
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# モンテカルロ法によるπの近似
set.seed(20250414) # シードを固定
n <- 10000
x <- runif(n, min = -1, max = 1) # unif 一様乱数
y <- runif(n, min = -1, max = 1)
inside <- (x^2 + y^2 <= 1) # 各点が円に入っているかどうか
# ランダムに点を打つ描画
plot(x, y,
col = ifelse(inside, "blue", "gray"),
pch = 20, asp = 1,
main = "Approximation of pi\nby Monte Carlo Method",
xlim = c(-1, 1),
ylim = c(-1, 1.15)
)
# π の近似値を表示
text(0, 1.1, paste("pi ≈", 4 * mean(inside)), cex = 1.2)
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